新型コロナ、岡山県8千人超す 2日連続で50人上回る

岡山県庁

 岡山県内で29日、59人の新型コロナウイルス感染が判明した。1日当たりの感染者数が50人を超えるのは2日連続。倉敷市の飲食店と岡山市の操山高で県内120、121例目のクラスター(感染者集団)が発生。累計の感染者は8042人となった。

 新規感染者の内訳は、岡山市32人、倉敷市9人、笠岡、総社市、里庄町各2人、浅口、赤磐、津山、備前市、早島町の各1人、県外在住者7人。いずれも軽症か無症状で、32人の感染経路が不明。

 県教委の発表によると、同高のクラスターは同じ部活に所属する7人。他に部員1人の感染も確認している。既に男子5人の感染が判明していたが、この日、男子3人の感染を公表した。1人目の感染が分かった直後の26日から練習を中止し、その他の部活動や夏休みの補習などは28日から取りやめている。県立高でのクラスターは2例目。

 倉敷市では、接待を伴う飲食店の従業員1人の感染が確認され、公表済みの4人を合わせて計5人となり、クラスターとされた。

 このほか、県教委は別の県立高に在籍する女子生徒1人の感染も発表。クラスターではないとして校名は明らかにしていない。

 また、県は感染を公表済みの5人から、インドに由来するデルタ株の可能性がある「L452R変異株」が検出され、これまでに判明した同変異株事例のうち9人についてデルタ株だったと発表した。県内でのL452R変異株確認は67人、デルタ株は13人となった。

(2021年07月29日 更新)

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