腸管出血性大腸菌感染症で注意報 岡山県発令、手洗い励行呼び掛け

岡山県庁

 岡山県は30日、O157などの腸管出血性大腸菌感染症の発生が増えているとして、県内全域に注意報を発令した。調理や食事前の手洗いの励行を呼び掛けている。

 7月の患者が同日発表分(倉敷市1人)で計10人に達し「1カ月の患者数が10人以上」の発令基準を満たした。県によると、県内の今年の患者は30日現在24人で、O157は15人。5月には備前保健所管内の90代女性がO157感染に伴う合併症で亡くなった。

 初期症状は腹痛や下痢で、さらに進むと水様性の血便になる。県は今後、調理器具の洗浄、消毒を徹底する▽生鮮食品は早めに食べる▽食品は中心まで火を十分に通す―といった注意点をまとめたチラシ約4万5千部を作り、市町村や食品関係施設に配る。

(2021年07月30日 更新)

※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

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