岡山大学病院質問コーナー 広報誌「move on Vol.24」から

病理医による検鏡、診断(左)、標本作製中の臨床検査技師

 岡山大学病院の医師や看護師らが、治療などに関する質問に答える。同病院の広報誌「move on Vol.24」(2023年9月発行)の転載。

「病理診断科はどんなことをしているの?」

 私たちは患者さんにお会いすることはほとんどありませんが、患者さんが検査で採取された血液などの組織や細胞を顕微鏡で観察し、どのような病気が起きているのかの診断や最適な治療法を調べるための検査を行っています。手術にあたっては必要十分な手術ができるように術中迅速診断も担当しています。質の高い標本を作る熟練した技と、全身の病気の本質に迫る熱い心を持ったメンバーで皆さんの診療を支えています。(病理診断科 柳井 広之​)

「歯の治療で鎮静や全身麻酔をするのはどんな時?」

 通常の歯の治療が難しい場合や、歯の麻酔だけでは完全に痛みを取ることが難しい手術・処置を行う際に、歯科麻酔科医が鎮静や全身麻酔を担当し、歯科治療が行われます。例えば以下のような場合です。
●発達障がいがあって歯の治療が難しい
●歯科治療に対して極度に恐怖心が強い
●治療器具が口の中に入るとえずいて治療が難しい
(歯科麻酔科部門 樋口 仁​)

(2023年09月29日 更新)

※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

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