最新の心臓病治療法学ぶ  岡山で公開教室

最新の心臓病治療法などを学んだ市民公開教室

 心臓病センター榊原病院が主催する市民公開教室「20分でわかる心臓病のはなし」が10日、岡山市北区丸の内の市民会館であり、約850人が最新の治療法などを学んだ。

 同病院の3人の医師が各専門分野について講演。循環器内科の廣畑敦主任部長は、心臓の血管が狭くなった患者をカテーテルと呼ばれる細い管を使って治療した様子を映像で紹介し、「(手術時間は)最短で15分ほど。体への負担も合併症のリスクも少ないのが利点」などと解説した。

 糖尿病内科の福田哲也部長は血糖管理について講演。糖尿病患者は心筋梗塞のリスクが、健康な人の3倍になると指摘した上で「規則正しい食事、適度な運動を心掛けて」と呼び掛けた。心臓血管外科の吉鷹秀範上席副院長は同病院にあるエックス線撮影装置を備えたハイブリッド手術室が人工弁置換術など新しいカテーテル治療に貢献していることなどを報告した。

(2014年05月11日 更新)

※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

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