効果のある健診を目指す

 当センターでは、地域に根ざした住民検診、各職域検診、入院・外来ドック、個人の健康診断、職員検診、糖尿病教室、育児相談、予防接種等の予防医学を実施しています。

 また、2011年度より実施しているオーダーメイド・ドック(ご相談に合わせ、必要に応じた種々の検査を組み合わせる)は、さらにシステムを充実させ、より効果のある健診を目指しています。

 現在、川崎学園では国公立、私学などの職域では初の試みとなる職員に対する『午後からの胃がん検診』、採血でわかる『胃がんリスク評価(血清ピロリ菌検査、ペプシノゲン検査)』を導入し、ひとりひとりに合った胃がん検診方法を選択(内視鏡またはレントゲン)しています。これらのデータを構築し、地域の方々に貢献できるよう努めております。

《胃がんリスク評価とは?》
採血にて血清ヘリコバクター・ピロリ抗体価と血清ペプシノゲン値を測り、その結果により胃がん高危険群と低危険群がわかります。ご自分の胃の状態がわかれば、ご自分に合った胃がん対策(内視鏡またはレントゲン)が可能です。また、ピロリ菌陽性者の方は内視鏡検査を行い除菌治療をお勧めしています。

《胃がんの背景》
日本では一年間に5万人弱が亡くなる胃がんの医療費は年間3千億円と推定され、何もしないと2020年には5千億円を超える可能性があります。また胃がんの原因は日本では95%以上がピロリ菌感染というデータが2011年に発表されました。2013年2月、厚生労働省は除菌の有用性を認め、ピロリ菌除菌治療の保険適用を拡げ、30歳未満の若年者のピロリ菌感染者(10%前後)は早期に除菌治療を行うことで、ほぼ100%胃がんの予防が可能と報告されています。

(2015年10月16日 更新)

※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

医療人情報

  • センター長  鎌田 智有
    1989年、山口大卒。専門は、消化器がん検診、予防医学、消化器内視鏡・経鼻内視鏡診療、ヘリコバクター・ピロリ感染症。

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