難聴児のためのスピーカー寄贈 倉敷市教委に千葉のNPO

中石理事長(右)からコミューンの説明を受ける井上教育長

 NPO法人日本ユニバーサル・サウンドデザイン協会(千葉県)は11日、難聴者向けのスピーカー「COMUOON(コミューン)」1台を倉敷市教委に贈った。

 コミューンは、専用のワイヤレスマイクで集めた音声を、難聴者にも聞こえやすいように調整してスピーカーから出す。

 寄贈式が市役所であり、協会の中石真一路理事長ら5人が訪問。中石理事長は「聞こえることで子どもたちが笑顔になることが一番の喜び」と話し、井上正義教育長にコミューンを手渡した。教育長は「有効に活用させていただきます」とお礼を述べた。

 協会はコミューンを研究開発し、全国の小中学校などに寄贈する活動を展開している。

 贈られたコミューンは、倉敷市立で唯一の難聴学級がある老松小(同市老松町)で授業などに活用される。

(2015年11月12日 更新)

※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

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