「歯は大事」シーガルズ選手検診 競技力向上へ県歯科医師会

岡山シーガルズの選手の口内をチェックする歯科医師

 バレーボール・Vプレミアリーグ女子の岡山シーガルズの選手を対象にした歯科検診とセミナーが5日、赤磐市内であった。スポーツ選手の口腔(こうくう)ケアを通じた競技力向上を目指す岡山県歯科医師会の「アスリート・サポートセンター」の活動第1弾。参加した選手15人が理解を深めた。

 県歯科医師会の有志15人がシーガルズの施設を訪問。日本体育協会と日本歯科医師会が養成を進める「スポーツデンティスト」の資格を持つ東原慶和・県歯科医師会常務理事(58)=倉敷市=が、虫歯の痛みが集中力や瞬発力に悪影響を与えることなどを説明。歯の損傷、顎の骨折などプレー中に起きやすい事故例を挙げ、マウスピースの着用を呼び掛けた。

 この後、歯科医師が2人一組となり、選手の口内をチェック。日ごろの歯磨きの方法なども聞き取り、適切なケアを助言した。

 吉田みなみ選手(28)は「歯のすり減り具合などを細かく教えてもらえた。マウスピースの重要性も分かったので使ってみたい」と話した。

(2016年06月05日 更新)

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