岡山で国際医療貢献の団体設立 AMDA提案機に世界の命守ろう

関係者に協力を呼び掛けた国際医療貢献プラットフォームの設立総会

 先端医療の技術伝承や担い手育成、災害時の支援などに取り組む関係者がノウハウや情報を持ち寄ることを目的とした一般財団法人「国際医療貢献プラットフォーム」の設立総会が9日、岡山市内であった。世界各地の命を守るためにできることを共に考えていく。

 国際医療ボランティアAMDA(同市)が昨夏開いた国際医療貢献フォーラムの参加者らの提案をきっかけに設立した。具体的な活動は今後詰める。

 総会には、理事や評議員を務める医療や教育、経済関係者をはじめ、県内外の約200人が出席。代表理事の佐野俊二・米カリフォルニア大サンフランシスコ校小児心臓胸部外科教授が「それぞれが行っている国際貢献について情報交換し協力すればもっといろんなことができる」と呼び掛けた。

 同じく代表理事の菅波茂・AMDA代表も「日本の(さまざまな分野の)モデルを、各国・地域に合う形で伝えていきたい。志と力を貸してほしい」と訴えた。

 自治医科大の永井良三学長による講演「日本の医療体制の課題」もあった。

(2017年07月09日 更新)

※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

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