赤磐市、乳がん検診は30代にも 19年2月から超音波検査導入

 赤磐市は12日、若い世代に乳がん患者が増えている現状を受け、がん検診の対象を30代にも拡大し、来年2月から超音波検査による検診をスタートさせる方針を示した。6月定例赤磐市議会の一般質問で示した。

 直原平保健福祉部長が、国立がん研究センター(東京)の調査では新規乳がん患者の5・8%が30代以下との状況を説明し、「若い世代で乳がんへの関心が高まっている。検診対象を30歳以上とし、市広報誌のほか保育園なども通じて受診を呼び掛けていく」と述べた。

 市健康増進課によると、市では現在、40歳以上を対象に視触診とマンモグラフィー(乳房エックス線撮影)検査を実施している。対象を拡大する30代にはマンモグラフィーよりも若年層の乳がん発見に適しているとされる超音波検査を導入する。

 本年度の一般会計当初予算に事業費98万円を計上。岡山市内の医療機関に委託し、来年2月22日~3月1日に山陽保健センター(赤磐市下市)で行う。予約制で、自己負担は千円。

(2018年06月12日 更新)

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