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福祉・介護の働きやすさ☆で評価 人材確保へ岡山県が制度4月創設

おかやま☆フクシ・カイゴ職場すまいる宣言のオリジナルマーク

 福祉・介護に従事する人材の確保に向け、岡山県は事業所の働きやすさを評価する「おかやま☆フクシ・カイゴ職場すまいる宣言」制度を4月に創設する。給与体系などベースとなる基準に加え、モデル的な取り組みに応じて最大で五つの星を与える仕組みで、事業所は評価をPRして求人に活用する。

 対象は高齢者や障害者を対象にした県内の福祉・介護事業所。県などでつくる官民組織の県福祉・介護人材確保対策推進協議会が、事業所を運営する法人からの登録申請を受けて書類や訪問で審査する。新規採用職員の育成体制▽給与体系・職場環境▽法令順守―といった6項目の基準を満たしていれば星一つ、さらに職員の福利厚生や地域貢献活動など工夫によって星を加える。

 評価を受けると同協議会のホームページで取り組みが公表されるほか、星の数を示した登録証やオリジナルマークをPR活動に使える。認定の有効期限は3年間で、その後は更新が必要。

 2月から事業所向けに制度を紹介するセミナーを開き、4月から申請を受け付ける。県保健福祉課は「効果的に魅力を発信することで人材を確保するとともに、事業者が切磋琢磨(せっさたくま)してサービスの質向上につながれば」としている。

 国の推計によると、県内の介護職員は2025年に4109人の不足が見込まれている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2019年01月21日 更新)

タグ: 介護福祉

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