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在宅医療を寸劇で学ぼう 高梁で医師ら 27日の講座で熱演

在宅医療をテーマにした寸劇を練習する医療、介護関係者

 高梁市の在宅医療をテーマにした寸劇が27日、原田北町の高梁総合文化会館で市などが開く「医療・介護市民公開講座」で披露される。演じるのは全員が市内の医療、介護関係者。住み慣れた地域で安心して医療を受けられる体制が、中山間地の高梁でも十分に整っていることを第一線で活躍する医師、看護師らが伝える。

 「あなたを支える在宅医療~我が家で療養」と題して9人が出演する。脳卒中の後遺症のため、自宅療養する高齢男性が主人公。入院しなくても医師や薬剤師、理学療法士らが連携し、適切な医療・介護ケアを受けられることを約20分間、岡山弁を交えてユニークに演じながら紹介する。

 市が昨年5月に策定した市医療計画(2018~25年度)の調査では、市内高齢者の4割は自宅で最期を迎えることを希望。実際は在宅医療の仕組みがあまり知られていないため、寸劇で楽しく、分かりやすく理解してもらおうと昨年12月から準備を進めた。

 本番を前に、18日夜は市役所で通し稽古を行い、立ち位置やせりふの言い回しなどを確認。訪問診療医役で出演する医師の西厚生さん(69)は「医療、介護関係者がチームで患者を支え、自宅でも病室と同じようなケアを受けられることを知ってほしい」と話している。

 公開講座は午後1時半~4時で参加無料。高梁中央病院(南町)の紹介もある。問い合わせは市医療連携課(0866―21―0304)。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2019年01月24日 更新)

タグ: 介護

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