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カレッジ旭川荘で3期生の入学式 障害ある10人が自立へ第一歩

「カレッジ旭川荘」の入学式であいさつする末光茂理事長(中央)

 知的・発達障害のある18歳以上の人たちが4年制の大学形式で学ぶ「カレッジ旭川荘」(岡山市東区西大寺浜)の入学式が11日、社会福祉法人旭川荘・結びの杜(もり)(同所)であり、3期生10人が自立に向けた一歩を踏み出した。

 関係者約130人が出席した式で、旭川荘(同市北区祇園)の末光茂理事長が「教養を身に付けて視野を広げ、刻々と変化する社会に柔軟に対応できる人材に育ってほしい」とあいさつ。18~19歳の新入生が一人ずつ「漢字検定に合格したい」「友達をたくさんつくりたい」などと誓いの言葉を述べた。

 男性(19)=倉敷市=は「パソコンの技術を覚えて就職につなげたい」と意欲を見せた。

 カレッジ旭川荘は全国でも珍しい一般教養を含む4年間のカリキュラムを提供。前半2年間が自立に必要な知識や社会性を身に付ける教養課程で、後半2年間は就業体験やパソコンの技能習得など就労に向けた専門課程となる。新入生を含め26人が現在学んでいる。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2019年04月11日 更新)

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