物忘れと認知症の違い
加齢によるもの忘れなのか、認知症によるもの忘れなのかを見分ける際に悩むこともあると思います。見分ける際のポイントとなる事項をまとめてみました。
図のように、加齢によるもの忘れの場合は、体験の一部分のみ忘れている状態で、認知症の場合は体験全体を忘れてしまっています。また、もの忘れ症状に関して「自覚がある」方は、加齢によるもの忘れ症状であることが多いとされています。認知症と区別すべき病態として、加齢による認知機能の低下以外に意識障害やせん妄、うつ状態などがあり、これらを鑑別し除外することが大切です。
血糖異常(高血糖、低血糖)、ビタミン欠乏、甲状腺機能障害、電解質異常、慢性硬膜下血腫など頭蓋内の病気、正常圧水頭症、高熱や脱水などはそれらを治療することによって、もの忘れ症状が改善しますので注意が必要です。
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図のように、加齢によるもの忘れの場合は、体験の一部分のみ忘れている状態で、認知症の場合は体験全体を忘れてしまっています。また、もの忘れ症状に関して「自覚がある」方は、加齢によるもの忘れ症状であることが多いとされています。認知症と区別すべき病態として、加齢による認知機能の低下以外に意識障害やせん妄、うつ状態などがあり、これらを鑑別し除外することが大切です。
血糖異常(高血糖、低血糖)、ビタミン欠乏、甲状腺機能障害、電解質異常、慢性硬膜下血腫など頭蓋内の病気、正常圧水頭症、高熱や脱水などはそれらを治療することによって、もの忘れ症状が改善しますので注意が必要です。
(2019年08月07日 更新)
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岡山大学病院