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新型肺炎疑い 相談センター設置へ 岡山県、専門外来も5医療機関に

 岡山県は、新型コロナウイルスによる肺炎の疑いがある人を対象に7日にも、受診を調整する「帰国者・接触者相談センター」を各保健所・支所に設置し、専門的に診察する「帰国者・接触者外来」を県内の5医療機関に設ける。

 いずれも国から設置要請があったことを受けての対応。11の保健所・支所に設ける相談センターでは、2週間以内に中国・湖北省へ渡航歴があるか、渡航者と接触した人で、37・5度以上の発熱やせきなどの症状が出ている人の相談を受け付ける。状況に応じて専門外来の受診を指示する。

 専門外来は、県内五つの二次保健医療圏(県南東部、県南西部、高梁・新見、真庭、津山・英田)に1カ所ずつ設置する。既に医療機関は決まっており、一般外来と診察室を分けるといった態勢整備を進めている。混乱を避けるため、施設名は公表していない。

 専門外来の検査で陽性の場合は、感染症法に基づく指定医療機関の岡山市立市民病院、倉敷中央病院、津山中央病院のいずれかに入院することになる。

 県健康推進課は「感染拡大や混乱の防止のため、渡航者や渡航者との接触者で症状がある人は、受診前に必ず保健所に連絡してほしい」と呼び掛けている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2020年02月05日 更新)

タグ: 肺・気管感染症

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