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(4)小児がん 白血病がトップ

 小児がんは、一般に15歳未満で発症したがんのことで、主に白血病、脳腫瘍、神経芽腫、腎腫瘍、悪性リンパ腫などがある。国内では年間約2000人の子どもたちががんと診断されている。発見が難しく、がんの増殖も速いが、成人のがんに比べて化学療法や放射線療法の効果が高く、7~8割は治るとされる。ただ、長期の療養が必要で、進学や就職に影響するなど課題は多い。

 岡山県内で1年間に新たに小児がんと診断された罹患(りかん)者数は、2014年では33人。全罹患者数に占める割合は0.22%となっている。部位別では、白血病が最も多く12人、脳・神経系が8人、悪性リンパ腫が1人、その他が12人。

 病気で亡くなった15歳未満の子どもたち(周産期死亡、不慮の事故などを除く)は、14~17年は年間14~22人。うち、がんは2、3人で推移している。

(「岡山県におけるがん登録」などから)
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2020年04月06日 更新)

タグ: がん子供

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