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東大医学部教授 光嶋さんが講演

最先端の医療について話す光嶋さん

 東京大医学部形成外科教授の光嶋勲さん(58)=東京都=の講演会が13日、母校の津山高校(津山市椿高下)であり、全校生徒ら約930人が最先端の医療をリードする先輩の話に聞き入った。

 光嶋さんは1970年、同高を卒業。鳥取大医学部を卒業し、川崎医科大助教授在任中に世界で初めて、切断された神経や血管などをつなぐマイクロサージャリー(微小外科手術)の手術に成功した。

 光嶋さんは、「失われたからだの復元に挑む」と題して講演。スクリーンに同手術の術前と術後の写真を映し、切断された手足が元通りになる様子を説明した。公演後、生徒からの「医師になって良かったこと」「後悔したことは」などの質問に、光嶋さんは「患者の笑顔を見たとき」「手術に失敗したときは悔しいが、次へのステップになる」などと答えていた。

   
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2009年10月17日 更新)

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