文字 

川崎医福大がオンラインで公開講座配信 「エクササイズ」「自閉症」テーマ

動画「かわさきエクササイズ」の一場面

 川崎医療福祉大学(倉敷市松島)は、恒例となっている公開講座を、本年度はオンラインで配信している。新型コロナウイルス感染拡大防止のため。同大学のホームページから視聴できる。

 現在、配信しているのは2本。健康体育学科の教職員と学生が制作した動画「かわさきエクササイズ」は、ストレッチや筋力トレーニング、バランストレーニングなどを実演する様子を約25分にまとめた。高齢者にも無理なく行える内容という。

 もう1本は「自閉症の特性―共生とバリアフリーを考えるために」がテーマ。川崎医療福祉大学教授を長く務めた、児童精神科医・故佐々木正美さんの講義を約2時間のDVDで紹介している。2002年度に同大学で行った社会人向けの特別講座で、発達障害の人々の「違い」を大切にする姿勢を伝えている。佐々木さんは自閉症の研究、支援に取り組み、特に米国の先進的な療育プログラム・TEACCH(ティーチ)をわが国に広めたことで知られる。

 11月には「感染症」をテーマに第3弾を配信する。ウイルスとは何か、新型コロナウイルス感染症の現状と予防などについて、川崎医科大学付属病院健康診断センターの高尾俊弘センター長が講演する。

 問い合わせは川崎医療福祉大学社会連携センター(086-462-1111=代表)。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2020年09月07日 更新)

カテゴリー

ページトップへ

ページトップへ