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より善さの探究へ

看護部長
岩谷 美貴子

 岡山大学病院は、国で承認された高度な医療を提供する「特定機能病院」であり、「臨床研究中核病院」です。新しい治療法や医療技術の開発、先進的かつ安全な治療の提供は当院の使命です。私ども看護職は、医療チームの一員として患者さんにとって最善の治療の提供に尽力致します。

 医療の発展は、治療選択の幅を著しく広げています。よって、患者さんは治療に関する意思決定が難しい場合もあります。私たち看護職は、患者さんが納得して治療に臨んでいただけるよう、患者さんがどのように治療を受けたいか、どのように生きたいか、どのように生活と治療を両立させるかの意思を引き出し、大事にします。そして、抱えていらっしゃる、あるいは治療後に共存する多面的な課題を捉え、その時々の最善なケアが提供できるよう努めます。

 また、当院は2019(令和元)年度に看護師特定行為の指定研修機関として承認され、2020(令和2)年4月に開講しました。この度、看護師特定行為研修を修了し、特定行為看護師第1号が誕生致しました。訓練、研鑽は継続しますが、医学的知識・技術を備えた上で、看護の立場で患者さんに必要なケアをタイムリーに提供できる人財の今後の活躍および責任ある行動に期待をしているところです。そして、特定行為看護師を活用した新たなケアモデルとその効果を示していくことも当院の使命だと考えております。地域に開かれた研修施設へと発展させていく所存です。どうぞよろしくお願い致します。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2021年04月01日 更新)

タグ: 岡山大学病院

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