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飲食業従業員らの集団接種を開始 岡山県、米モデルナ製を使用

川崎医科大総合医療センターに設けられた県独自の集団接種会場

 岡山県は20日、県内の飲食や理美容、旅館・ホテル業の従業員らを対象に、新型コロナウイルスワクチンの集団接種を始めた。米モデルナ製を使い、初日は39人が打った。

 会場の川崎医科大総合医療センター(岡山市北区中山下)では、訪れた人たちが二つのブースに1人ずつ順番に入り、予診の後、接種を受けた。同市内でラーメン店を営む男性(24)=岡山市北区=は「お客さんに安心して店に来てもらえるよう早く接種したかったが、予約ができなかった。ほっとした」と話した。

 同会場では9月末までに、これら生活衛生関係業務従事者約2千人への2回の接種完了を見込んでいる。

 23日からは県のもう一つの集団接種会場となっている県南部健康づくりセンター(同平田)で、県内企業で働く外国人労働者への接種も始める。こちらも同様に9月末までに約2千人への接種完了を予定している。

 両会場は医療・介護従事者らを対象に6月中旬に開設。県ワクチン対策室によると、既に計約2万2千人(8月18日時点)に打ち終えたことから、接種対象を拡大した。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2021年08月20日 更新)

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