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ペースメーカー不安解消へQ&A集 創立50年記念で日本友の会

日本心臓ペースメーカー友の会がつくったQ&A集の記念誌「かていてる」と入会のしおり

 日本心臓ペースメーカー友の会(本部・東京)は、創立50周年を記念したQ&A集を作った。健康上で気をつける点や近づくと影響が出る電子機器の解説、薬の説明など、患者の疑問や日常生活で心配なことに専門家らが詳しく答えている。

 Q&A集は年4回発行している会誌「かていてる」の特別号として編集した。質問は計777問あり、日常生活▽機器・装置の影響▽運動・スポーツ▽身体の不調▽ペースメーカーとリード▽治療・病気▽薬▽幼児・小児▽手帳▽福祉・厚生の10項目に分類した。各項目をさらに細分化し、日常生活では、飲食物と薬の関係やペースメーカーの自己管理法、ストレスなど仕事上の注意点といった身近な不安の解消に努めた。

 30周年でもQ&A集を作成しており、今回はそれを改訂した。機器や薬の進歩、法的な手続きの変更などに対応するとともに、新しい疑問なども加えて内容を刷新した。同会は「ペースメーカーと共存するための知恵が結集できた」と話している。

 同会は1970年に結成した。現在は約2600人の会員が全国29の支部で交流を深めている。岡山県内にも約20人の会員がおり、昨年中の支部結成を目指していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期になっている。

 Q&A集の希望者には2500円(送料込み)で販売する。申し込みや問い合わせ、入会希望などは毎週月、水、金曜の午前10時~午後5時に同会本部(03―3420―1200)へ。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2021年10月18日 更新)

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