文字 

岡山市、3回目接種を前倒し 2月から、65歳以上一般高齢者

ワクチンの3回目接種のスケジュールなどを決めた対策本部会議

 岡山市は23日、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種スケジュールについて、国の方針変更に伴い一部見直すと明らかにした。2回目を7月以降に接種した65歳以上の一般高齢者の間隔を8カ月から7カ月に短縮し、接種券の発送を2週間前倒し。来年2月から打てるようにした。

 新たな変異株「オミクロン株」の拡大を受け、国が打ち出した対策に沿った内容。庁内で開いた対策本部会議で決めた。市によると、7月に2回目接種を終えた一般高齢者には来年1月末に接種券を発送。8月の人には2月末、9月の人には3月末に送る。6月の人は一般高齢者で最も早いグループとなり、予定通り1月17日に送る。いずれのケースも接種券が届き次第、予約できる。

 接種はかかりつけ医での個別を軸とし、市内約350の診療所や病院で実施。このうち約160医療機関は、1、2回目と異なるワクチンを接種する「交差接種」にも対応する。ワクチンの種類はファイザー製またはモデルナ製とする。

 集団接種会場は1月21日に開設。イオンモール岡山(北区下石井)、天満屋岡山店(同表町)、岡山高島屋(同本町)の3カ所を巡回する。交差接種も受け付ける。

 また医療、介護従事者や高齢者施設入所者、介護・福祉サービス利用者らの接種間隔は6カ月に短縮し、1月から順次接種する。

 大森雅夫市長は「3回目接種はオミクロン株にも効果があると言われている。早めの接種をお願いしたい」と話している。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2021年12月23日 更新)

ページトップへ

ページトップへ