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モデルナ製12万回分以上廃棄へ 3回目接種用、岡山県内分

岡山県庁

 岡山県は3日、新型コロナワクチンの3回目接種用に配備され、使われずに廃棄される事態が全国各地で続く米モデルナ製について、県内では計12万1470回分が廃棄の見込みと明らかにした。モデルナは接種希望が少なかった上、使用期限が短いことが要因としている。6月定例岡山県議会代表質問で伊原木知事が答弁した。

 県によると、全27市町村に聞き取り、県の状況と合わせて集計した。期限切れの在庫があるのは県と18市町村で、分量は多い順に岡山市5万1千回分▽倉敷市3万3855回分▽県1万6275回分▽津山市5685回分▽備前市3450回分―などだった。

 県内でモデルナの接種希望は全体の35%と、米ファイザー製(65%)に比べて低く、使用期限も9カ月とファイザーの12カ月より短いことが影響したという。県ワクチン対策室は「今後は市町村と密に連携し、できる限り廃棄を出さないよう努める」としている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2022年06月03日 更新)

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