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岡山県の夜間接種 1万人到達 県医師会に委託 若者利用呼びかけ

延べ1万人目として接種を受ける藤原さん

 岡山県が新型コロナウイルスワクチンの夜間接種を行っている県医師会館(岡山市北区駅元町)で4日、接種者が延べ1万人に達した。昨年11月の開設以降、仕事や学校で日中忙しい若い世代などへの接種促進に取り組んでいるが、最近は利用が減っており、県などは積極的な活用を呼びかけている。

 同会館での夜間接種は毎週金、土曜の午後7時半~9時で、1日最大180人に米ファイザー製ワクチンを使用。県の委託で県医師会の医師15人が持ち回りで接種している。

 会場にはこの日も、仕事や部活帰りの若者らが訪れ、1万人目となった岡山市立旭東中2年藤原怜さん(13)は「授業や部活で日中に時間が取りにくいので助かります」と笑顔だった。

 同会によると、開設当初はすぐに予約枠が埋まっていたが、最近は枠が余る日も少なくないといい、松山正春会長は「今は30代以下の感染者が半数超を占め、若者の接種が重要。夜間会場を有効活用して」と話している。

 会場では1~4回目の接種を実施している。県のインターネット共通予約システムか県営会場予約コールセンター(086―201―2907)で予約する。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2022年06月05日 更新)

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