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小児医療に貢献 医師ら3人表彰 岡山で「山内逸郎記念賞」式典

表彰される中野教授ら

 新生児医療や母乳育児などの推進に功績があった岡山県内の医療関係者をたたえる「山内逸郎記念賞」の表彰式が5日、岡山市内であり、医師ら3人に表彰状と助成金が贈られた。

 受賞者は、麻疹(はしか)など小児感染症の対策や診療に貢献する中野貴司・川崎医科大小児科学教授▽助産師として出産後の「早期母子接触」を推進してきた岸本長代・倉敷成人病センター参与▽小児心疾患の早期発見や治療などに当たる馬場健児・岡山大病院IVRセンター准教授。

 式では、新生児医療の先駆者だった故山内逸郎氏(元国立岡山病院名誉院長)の親族が表彰状などを贈呈。受賞者を代表して中野教授が「山内先生の精神を受け継ぎ、受賞者全員で岡山の小児医療を盛り上げていきたい」と謝辞を述べた。

 賞は山内氏の夫人が1995年に設けた基金を活用。2020、21年は新型コロナウイルスの影響で贈呈を中止した。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2022年06月05日 更新)

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