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28日から新ワクチン接種開始 オミクロン株対応、岡山県方針

オミクロン株対応ワクチンの接種体制を申し合わせた協議会

 岡山県は20日、新型コロナウイルスのオミクロン株に対応した新ワクチンの接種を28日から県内の各医療機関や集団接種会場で順次開始する方針を決めた。2回以上接種し、前回から5カ月以上経過した12歳以上の人が対象。22日午前8時半から県のインターネット共通予約システムで受け付ける。

 この日開いた県と県内27市町村による接種体制確保協議会で申し合わせた。使用するのは米ファイザー、モデルナ両社のワクチンで、従来株とオミクロン株の「BA・1」に対応。これまで通り無料で受けられる。

 県内では十分な量が確保できているとして、年齢などの制限は設けず、12歳以上の全ての人が開始時から対象となる。予約には3、4回目用の接種券が必要で、接種券を紛失した人は市町村に申請すれば再発行できる。

 ただ、最近、2~4回目を受けた人は5カ月経過して次の接種券が届くまで待つ必要がある。

 併せて県営の集団接種会場2カ所も拡充。県医師会館(岡山市北区駅元町)は28日~10月2日の午後7時~9時、各日約300人に対応。その後は金、土曜に実施する。川崎医科大総合医療センター(同中山下)は9月30日以降の金、土曜に計約260人枠を用意し、10月9日から日曜にも約100人の枠を設ける。

 施設によっては準備中の可能性もあり、当面は確認が必要。予約は従来同様、共通予約システムや各医療機関で申し込むか、おおむね22日以降に各市町村のコールセンターを利用する。

 国重良樹・県新型コロナウイルス感染症対策監は「年末年始での感染拡大が懸念される。対象となる希望者への年内の接種完了を目指したい」と述べた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2022年09月20日 更新)

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