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コロナ軽症者らオンライン登録を 「全数把握」簡略化で 岡山市決定

 岡山市は22日、新型コロナウイルス対策本部会議を市役所で開き、感染者の「全数把握」が簡略化された後の対応を協議した。軽症者ら発生届の対象外となる感染者には、市のオンライン申請システムで市保健所に自ら登録してもらうことを決定。オミクロン株対応のワクチン接種は、市内約400カ所の医療機関での個別接種と市中心部に設ける集団会場で28日から実施する。

 全数把握は26日から全国一律で簡略化される。医療機関から市への発生届は高齢者や妊婦らに限定され、対象外となる市民はオンラインで登録する。市保健所内の市受診相談センター(803―1360)への問い合わせや食料品の配送依頼がスムーズになる。

 登録はスマートフォンを使う。感染者が医療機関で受け取る書類に記載されたQRコードからアクセスする。市販の検査キットで感染が分かり、県陽性者登録センターに登録した人には同センターがメールで申請先を伝える。スマホが使えない人は市受診相談センターで電話対応する。療養中に体調が悪化したときは登録の有無に関係なく、かかりつけ医や同センターで相談を受け付ける。

 ワクチン接種は個別接種が軸。集団会場は10月25日から年末まで岡山高島屋(北区本町)、クレド岡山(同中山下)、岡山コンベンションセンター(同駅元町)を巡回する。

 対象は3回目または、4回目を接種していない12歳以上。インフエンザワクチンと同時接種もできる。コロナ感染者は体調が回復してから3カ月を接種可能の目安とする。

 会議では市立の小中、幼稚園などのコロナによる学級閉鎖の期間を4日間から3日間に短縮することも申し合わせた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2022年09月22日 更新)

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