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電子処方箋、全国で運用開始 履歴管理し重複投薬を防止

 紙の処方箋を電子化し、医師と薬剤師がオンラインでやりとりする「電子処方箋」のシステム運用が26日、全国で始まった。サーバーで処方履歴を一元管理できるため、複数医療機関からの重複投薬や、飲み合わせの悪い薬の処方を防ぐ効果が期待される。

 厚生労働省によると、利用はシステム導入済みの施設に限られ、15日時点で30都道府県の計154施設。他に約3万施設が導入申請し、準備を進めているという。

 システムでは、電子処方箋利用に患者が同意すれば、医師が処方箋の内容をサーバーに登録。患者が薬局でマイナンバーカードか健康保険証を提示すると、薬剤師がデータを確認し薬を渡す。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2023年01月26日 更新)

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