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岡山県「医療ひっ迫警報」解除へ 9日にも決定、レベル2に下げ

岡山県庁

 岡山県が新型コロナウイルス流行「第8波」の拡大に伴って発令した県独自の「医療ひっ迫警報」を解除する方針を固めたことが7日、関係者への取材で分かった。4段階のレベル分類も下から2番目のレベル2(感染拡大初期)に引き下げる。新規感染者の減少や病床使用率の低下を踏まえた判断で、9日にも対策本部会議を開いて正式決定する見通し。

 県内では新規感染者数が1月18日以降、21日連続で前週の同じ曜日より少なく、病床使用率は同10日の72・8%をピークに6日現在で42・9%にまで改善。レベル3(医療負荷増大期)の目安とされる50%を下回った。県は警報解除後の新たな対応について協議を進めているもようだ。

 第8波を巡っては昨年10月下旬から新規感染者数が増加し、県は12月20日に医療ひっ迫警報を発令。体調が悪い場合の外出自粛、抗原検査キットの買い置きや平日日中の受診などを県民に求めていた。1月6日には1日当たりの新規感染者が5千人を超え、医療提供体制が逼迫(ひっぱく)しているとして同12日に初めてレベル3に引き上げた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2023年02月08日 更新)

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