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笠岡に重度心身障害児預かり施設 3月1日開所、医療的ケアも対応

笠岡市大河に開所する「重度障害支援センターすまいるキッズ」

 重度の心身障害がある子どもを日中預かる「重度障害支援センターすまいるキッズ」が1日、笠岡市大河に開所する。看護師免許を持った職員らが、マンツーマンでケアし、たん吸引などが欠かせない医療的ケア児にも対応。井笠地域ではまだ少ない支援拠点を目指す。

 NPO法人「すまいるネットワーク」(同市神島)が約700平方メートルの敷地に木造2階延べ約290平方メートルを整備。リハビリ室や交流スペースのほか、欧州発祥の療育手法で、光や音で五感を刺激し発達を促す「スヌーズレン」の部屋も設けた。事業費は約1億円。

 日曜と年末年始を除いて毎日オープン。主に6~18歳を1日5人ほど預かる。笠岡、井原、浅口、里庄、矢掛町(一部地域を除く)を対象に利用者の送迎も行う。同NPOの伊藤信孝理事長は「孤立しがちな保護者らに寄り添った支援を展開していく」と話す。

 10月には、保護者らの悩みに応じる相談センターの開設も施設内で予定している。問い合わせはすまいるキッズ(0865―66―4688)。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2023年02月28日 更新)

タグ: 福祉

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