文字 

時代に即した医療体制提供

副院長 
土井 英之

 公益財団法人操風会は、2023年度に70周年を迎えます。

 高畠眼科医院を開業していた高畠正夫と、土井内科医院を開業した私の祖父にあたる土井健男が1953年6月に設立したものであります。当時は結核が多く、土井内科医院はその後東山病院として結核患者の治療にあたっていました。

 結核の終焉(えん)に伴い、老人病院としての機能に変化していた1983年に現理事長が旭東整形外科医院を開業したのが当院の始まりであり、その年に財団も30周年を迎えました。

 その後脳神経外科を診療科に加え、現総院長が院長として1988年に岡山旭東病院としてスタートし、脳・神経・運動器疾患の総合的専門病院として歩みを進めてまいりました。 その岡山旭東病院も今年で35周年となります。

 時代の変遷とともに医療の形を変えながら、地域へ貢献できる病院運営をしてきたと感じております。

 今現在、高齢化が進み、独居あるいは老老介護のもとでの怪我、あるいは脳卒中をはじめとした脳疾患で受診される高齢患者さんがこれまでになく増加しております。

 高齢者の骨折も増え、整形外科では手術件数が年間2000件を超えてきており、当院が果たす役割はより一層大きくなっていると痛感しております。

 より介護度の高い患者さんを、丁寧に一人一人見ていくことができるような体制づくりを目指していく必要があります。そのためには地域の他の医療機関、福祉施設との連携が今まで以上に必要であり、地域連携に一層力を入れていきたいと考えております。

 これからも地域の状況・時代の移り変わりに即した形での医療体制を提供できるように努めてまいりたいとの気持ちであります。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2023年03月23日 更新)

タグ: 岡山旭東病院

ページトップへ

ページトップへ