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コロナ「今後も高齢者には危険」 5類移行で岡山県医師会長が訴え

高齢者らへの配慮など引き続き感染対策を呼びかける松山会長

 新型コロナウイルスの感染症法上の「5類」移行を受け、岡山県医師会の松山正春会長は15日、岡山市内で記者会見し「ウイルスが消滅したわけではなく、重症化リスクが高い高齢者らと接する場合は配慮が必要。引き続き対策を」と述べた。

 松山会長は県内の状況を「感染とワクチン接種による集団免疫で感染者は減少している」とした一方、第8波で亡くなった274人のうち70代以上が263人を占めており「今後も高齢者にとっては危険な病気」と指摘。「マスクは感染を防ぐ効果がある。医療機関の受診や高齢者施設訪問での着用は必須だ」と呼びかけた。

 感染した際の対応については「発症後10日間は体内にウイルスが残る。無症状でも人との接触には2、3日は注意して」と訴えた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2023年05月15日 更新)

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