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ワクチン、重篤化予防は半年後も オミクロン対応

 米疾病対策センター(CDC)本部(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】米疾病対策センター(CDC)のチームは25日、新型コロナウイルスの従来株とオミクロン株BA・5に対応した2価ワクチンの効果分析を発表した。成人の場合、接種を全く受けていない人と比べた入院予防効果は接種後2カ月まで62%だったが、その後低下が続き半年後までに24%に落ちた。一方、重篤化し集中治療や死亡に至るのを防ぐ効果は2カ月後までは69%あり、少し落ちた後は半年後まで50%を維持した。

 昨年9月~今年4月の約6万6千人分の入院データを分析した。チームは「入院予防効果は顕著に落ちたが、最も重篤な状態は防いでいる。勧奨に従って接種を受けてほしい」と指摘した。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2023年05月26日 更新)

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