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岡山赤十字病院の目指すところ

院長
辻 尚志
1979年岡山大医学部卒業後、同学部外科勤務など経て1986年から岡山赤十字病院へ。2017年4月から現職。

 私たち岡山赤十字病院の理念は、「信頼され親しまれる病院に」を基本に、「手をつなぐ温もり ~地域とともに~」、「愛と心がかよう医療を皆さまに提供します」というものです。

 「信頼され親しまれる病院に」なるためには、「ちゃんと診て、ちゃんと治す」という医療の基本を、優しくわかりやすく患者さんに提供し、治療の難しい病気の場合にもしっかり寄り添うことによって、患者さんの不安を少しでも取り除いてあげることが必要です。

 さらに私たちは、「患者さんたちは患者である前に生活者である」ということを忘れずに、生活者としての「生活快適性の保証」も一緒に考えていかなければなりません。

 診療を受ける人とそのご家族はもちろん、地域の病院や診療所の先生方にも、また当病院すべての職員にも、「信頼、親しみ、優しさ、暖かさ、明るさ、安心、育てる心、見守る心」を感じていただける病院が目標です。良い医療人を育てるための、教育、研修もさらに充実させていきます。

 私たちは、地域の人たちの健康保持のために、また病み傷ついた人のために貢献する「信頼され親しまれる病院」を目指します。

 それは、地域の皆さまにとっても当職員にとっても、母親のような存在としてその中心的役割を担う「母なる病院」、すなわち「マザー・ホスピタル」です。

 当院は、「救命救急センター」を有し、あらゆる救急医療に対応し、脳卒中、心疾患などの他、各診療科においても急性期の高度医療を担っています。

 さらに「地域がん診療連携拠点病院」としてがん診療の充実を図り、拡充した外来化学療法センターや、最新の放射線治療装置も設置しています。また独立型の緩和ケア病棟も有しています。

 このように当院は、「救急医療」と「がん診療」を中心に、災害時医療や周産期・小児医療、へき地医療にも積極的に取り組んでいます。

 また、「晴れやかネット」を介して当院の診療情報を開示し、地域の病院やかかりつけ医の先生方との連携・情報共有を進めています。当院はそうした病院であるためにも、「地域医療支援病院」の認証を取得しています。

 私たちは、私たちの持つ最新の医療資源を十分に活かし、赤十字ならではの地域の「マザー・ホスピタル」として、これからも皆様の医療の充実と健康増進に貢献し、加えて優秀な人材の育成にも努力したいと考えています。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2017年04月01日 更新)

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