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関節リウマチに最新治療

膠原病・リウマチ内科部長
小山 芳伸
1996年、産業医科大学大学院博士課程修了。米国ハーバード大医学部研究員、横浜労災病院腫瘍内科医長、松原メイフラワー病院リウマチ膠原病センター副院長、麻生飯塚病院膠原病リウマチセンター長など経て2011年から現職。

 膠原病を専門とする膠原病・リウマチ内科で部長を務めています。リウマチ・膠原病疾患について数々の病院で経験を積み、郷里の岡山赤十字病院で「膠原病内科」の設立(2011年8月)に携わりました。岡山芳泉高校卒業後、約30年を経て再びふるさとに戻り、微力ながら地域医療に貢献できることはこの上ない喜びです。

 膠原病は免疫のしくみに異常が生じて起こる病気の一つです。免疫は本来、細菌やウイルスなどの敵を攻撃するようにできていますが、間違えて自分自身を攻撃するようになって発病します。攻撃される場所によっていろいろな種類があり、関節リウマチもその一つ。膠原病の中では最も多く、約100人に1人が関節リウマチにかかっているとされています。

 膠原病の診断や治療は、免疫学や医療工学の進歩によって日進月歩で進んでいます。当科では、関節リウマチについては整形外科・リウマチ科と協力し、免疫抑制剤や生物学的製剤(新薬)などを使った最新の内科的治療を行います。これからも常に最先端で質の高い医療が提供できるよう努めていきたいと考えています。

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※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2015年10月19日 更新)

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