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川崎医科大付属病院に遺伝診療部 医師と専門カウンセラーが常駐

 川崎医科大付属病院(倉敷市松島)は、遺伝に関する不安や悩みの相談に医師と専門資格の認定遺伝カウンセラーらが応じる「遺伝診療部」を新設した。診療科の枠を超えて、病気の正しい知識や疾患とうまく付き合うために必要な情報を患者らに提供し、受診などの意思決定をサポートする。

 7月に開設した。専門医と認定遺伝カウンセラーが常駐する遺伝診療部は県内で初めてという。

 同病院は従来、小児科の外来で遺伝カウンセリングをしていたが、より質の高い医療を提供しようと、院内全ての診療科と連携して対応できる体制を整えた。臨床遺伝専門医と認定遺伝カウンセラーのほか、臨床腫瘍科、産婦人科、神経内科、泌尿器科などの専門医、医療ソーシャルワーカーらがメンバーとなり、定期的にカンファレンス(会議)を開いて最善の診療方針を提案する。

 完全予約制で毎週木曜に外来を受け付ける。自由診療のため、費用は自己負担。問い合わせは同病院(086―462―1111)。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2016年09月04日 更新)

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