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岡山・淳風会がマンモ検診車導入 乳がんの早期発見に一役

淳風会が導入したマンモグラフィー検診車

 淳風会(岡山市北区万成東町)は、乳がんの早期発見に有効とされる「マンモグラフィー(乳房エックス線撮影)検診車」1台を導入し、運用を始めた。中四国地方を中心に企業や公共施設などに出向き、検診の受診率アップに一役買う。

 検診車(全長約10メートル)は、乳房の小さなしこりやがん細胞周辺の石灰化を映し出すエックス線撮影機器を後部に搭載し、画像をその場で確認することができる。前部では乳房超音波(エコー)検査も受けられる。中央の待合スペースには個室5室を設置し、プライバシーに配慮した。

 購入費用約7千万円のうち、2500万円を競輪事業を振興する公益財団法人JKA(東京)からの補助で賄った。

 岡山県健康推進課によると、県内の乳がん検診受診率は47・4%(2016年)にとどまっている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2018年04月03日 更新)

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