岡山済生会総合病院が新健診センター 男女エリアを完全分離

岡山済生会総合病院の新健診センター。8、9階に健診フロアがあり、4階から同病院外来センター(左)へ渡ることができる

検査エリアは内装のコーディネートも男女別々の仕様になっている。女性エリアは落ち着いたえんじ色の椅子などが配置されている

2方向から撮影できるデジタルのマンモグラフィーを備え、乳がん検診にも力を入れている
地上9階地下1階延べ約1万3800平方メートルのうち、健診フロアは8、9階の約2500平方メートル。1~7階には約300台分の駐車場があり、4階から渡り廊下で外来センターに直結している。旧健診センターの老朽化に伴い、昨年2月から総工費約31億円をかけて新築した。
9階で受け付けを済ませた後、更衣室からは男女別の動線で検査を受ける。主な検査機器は8階にあり、肝機能や糖代謝などの血液検査、肺機能検査、ヘリコバクター・ピロリ菌検査など男女共通の項目のほか、男性の前立腺腫瘍マーカー検査や、婦人科がんを調べる超音波検査、乳がん検診のマンモグラフィーなどを充実させている。
健診当日に医師から結果説明を受け、その後の精密検査や経過観察は外来センターで対応する。
オプションとして、同病院の本院(同国体町)にある高性能のMRIを活用し、胸部の低線量CT撮影と組み合わせて全身を調べる「全身がんドック」を受けることもできる。
今後、妊娠・出産に備えた健診メニューなども設け、受診者を増やしていく計画。問い合わせは予防医学健診センター(086―252―2231)。
(2018年04月16日 更新)