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倉敷で医療健康テーマに市民講座 連携協定の川崎学園と市が開催

医療や健康をテーマに始まった市民公開講座

 包括連携協定を結ぶ川崎学園(倉敷市松島)と同市が21日、医療や健康をテーマにした市民公開講座をくらしき健康福祉プラザ(同市笹沖)でスタートさせた。同学園の医療・医療福祉分野の研究者らが講師を務め、本年度は計10回開く。

 初回は乳がんの予防や治療法などについて、川崎医科大付属病院の園尾博司病院長、同大の紅林淳一・乳腺甲状腺外科学教授ら4人が話した。

 園尾病院長は、乳がんは女性の11人に1人が生涯で発症し、年約1万4千人が死亡していると説明。授乳や運動、禁煙に予防効果があるとした。「早期発見であれば9割方は治る」と話し、定期的な自己検診や医療機関への受診を訴えた。

 紅林教授は、がん細胞を見分けて狙い撃ちする「分子標的薬」などを紹介し、「患者の負担を軽減するために治療は日々進化している」と強調した。

 市民ら約230人が聴いた。次回は5月19日、健康寿命の延伸を題材に同プラザで開く。無料。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2018年04月21日 更新)

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