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最新治療の体験談紹介 倉敷平成病院、住民ら作品展示も

病院利用者らの作品の展示などがあった「のぞみの会」

 倉敷平成病院(倉敷市老松町)などを運営する社会医療法人全仁会は28日、治療の体験談発表や作品展示などを通じ地域住民と交流する「のぞみの会」を同病院で開き、約900人が参加した。

 医師の講演の後、最先端の脊髄刺激療法(SCS)により、同病院で足の神経痛を治療した男性(50)=里庄町=が体験談を発表。治療後に立ったままズボンをはけるようになったことなどを紹介し、「発症当初は落ち込んでいたが、痛みが和らぎ、趣味の写真撮影が再開できた」などと話した。

 病院の利用者や地域住民が持ち寄った手芸、書画、写真、生け花といった作品約200点の展示などもあった。毎年参加するという女性(75)=同市=は「患者の明るい姿に勇気がもらえた。医療についての知識が得られるのもうれしい」と話していた。

 のぞみの会は1982年に始まり、今回で53回目。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2018年11月01日 更新)

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