玉野で27日「ケアニン」上映会 認知症に優しい地域づくりへ

映画「ケアニン~あなたでよかった~」のちらし

 介護現場で働く人たちの声を基に、人が支え合うことの尊さを描いた映画「ケアニン~あなたでよかった~」の無料上映会が27日、玉野市宇野の市立図書館・中央公民館で開かれる。認知症の当事者や家族が安心して暮らせる地域づくりに理解を深めてもらうのが狙い。

 認知症対応型通所介護事業所の「葦束(あしたば)」(宇野)が主催。上映は午前10時15分からと午後1時15分からの2回。藤井由美所長(51)=同市=は「認知症は誰もがかかりうる病気。孤立し介護で追い込まれる家庭を生まないため、周囲のサポートを得やすい優しい地域にしたい」と狙いを話す。

 主人公は日々の仕事に悩む新人の男性介護福祉士。初めて担当した認知症の女性と本音で向き合い成長する姿を通じて、人とつながり一緒に歩んでいくことの素晴らしさを描いている。

 藤井所長は「介護職は『汚い、きつい、危険』という3Kのイメージもあるが、やりがいについても考えてほしい」と訴える。

 問い合わせは葦束(0863―33―5177)。

(2019年01月22日 更新)

※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

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