吉永病院に病児・病後児保育室 備前市が開設、市民以外も利用可

吉永病院に開設された病児・病後児保育室

 備前市は急病などで通学・通園できない子どもを一時的に預かる「病児・病後児保育室」を市立吉永病院(同市吉永町吉永中)に移転開設した。市民だけでなく、市町境を越えて預けられるようにする協定を結んでいる赤磐、瀬戸内市、和気、吉備中央町などの住民も利用できる。

 病児・病後児保育は、病気療養中や回復期の子どもを、市町村の委託を受けた医療機関などが預かる事業。備前市は2017年から旧伊部保育園(同市伊部)で行っていたが、今春開園した伊部認定こども園(同)への統合に伴い、19年3月末で受け入れを停止。移転作業を進めていた。

 吉永病院では2階の1室(約20平方メートル)を改装。定員は3人で、1歳から小学6年生までを受け入れる。利用時間は平日午前8時半~午後5時45分。保育士1人が常駐し、ケアに当たる。改装費は約200万円。19年度末までに50人の利用を見込む。

 市子育て支援課は「子育て世代のサポートに向け、円滑な運営を心掛けたい」としている。

 登録制で利用料は2200円。食事代などは別に必要。申し込みは専用ダイヤル(090―7138―7377)。

(2019年06月21日 更新)

※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

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