第28回 光生病院 救急 24時間受け入れ可能

救急医療の重要性などをPRするため毎年実施している「救急の日の集い」

 一九六三年に他の病院に先駆けて救急指定病院となった。休日・夜間の救急スタッフは医師二人、看護師一人、放射線技師一人、事務員一人の計五人。主に内科と外科で二十四時間受け入れ可能な態勢を整えている。

 二〇〇七年度の救急搬送は九百六十八件で、前年度より百九件増加。このうち、骨折など交通事故によって外傷を患ったケースが約四割とトップ。メーンの一次救急のほか、骨折手術や開腹手術といった二次救急も手掛ける。

 救急車でなく自ら病院に出向いた患者でもすぐに治療が必要な重いケースがあり、土持茂之救急部長は「患者の状態を見極めることが最も重要」と強調する。

 救急件数の増加に対応するため、役割分担の明確化を重視する。脳疾患・心疾患など後遺症が懸念される場合は、岡山大病院や心臓病センター榊原病院(岡山市丸の内)など他の医療機関と連携して速やかに引き継げる態勢を取っている。

 一九九八年から九月九日に開いている「救急の日の集い」も今年で十一回目を迎えた。土持救急部長は「市民に救急医療の重要性や実態を知ってもらうとともに、地域の医療機関として迅速な対応を今後も心掛けていきたい」と話している。

(2008年09月23日 更新)

※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

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