第33回 倉敷紀念病院 小出尚志院長 切れ目なくマネジメント

小出尚志院長

 高齢化社会の到来で医療の効率化が求められる中、地域医療においても医療機関ごとの機能分化と連携が不可欠です。当院は二〇〇三年の病床区分届け出を機に、脳卒中や肺炎、骨折など急性期治療を経て体力を消耗した患者が「元気になれる」医療を提供することを理念に掲げました。

 元気になってもらうにはリハビリ、栄養治療などを加えた包括的なチーム医療を行うことが重要です。特にリハビリは施設拡充やスタッフの充実に取り組み、若く明るい理学療法士や作業療法士らを多く配置しています。

 在宅復帰が可能な方には多様な在宅サービスが受けられるよう支援し、困難な方には併設の介護施設なども提供しています。医療から福祉、介護にいたる切れ目のないトータルマネジメントを行い、地域住民に信頼されるよう努めています。

(2008年11月11日 更新)

※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

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