第55回 岡山県健康づくり財団付属病院 西井研治院長 呼吸器疾患と習慣病診療に力

西井研治院長

 岡山県健康づくり財団付属病院が力を注ぐのが、呼吸器疾患と生活習慣病の診療だ。ともに患者数が右肩上がりの分野で、迅速・的確な治療の必要性と重要性はますます高まっている。併設施設と連携した運動指導や人間ドック、禁煙教育などにも取り組み、病院の名の通り、県民の健康づくりにしっかりと寄与している。


 ◇   ◇


 当病院は、結核予防会県支部、県対ガン協会など4団体が統合した「岡山県健康づくり財団」の付属病院として、1996年に開院しました。

 診療科は内科、呼吸器科、胃腸科、放射線科、リハビリテーション科で、病床数は126床。呼吸器疾患と生活習慣病を診療の2本柱に据えています。

 呼吸器疾患では、肺がんの早期発見・診断に努めているのに加え、近年増加が著しい慢性閉塞性肺疾患への対応に力を入れています。これらの疾患に深くかかわるたばこに関しても、禁煙外来での指導のほか、害について広く知ってもらう啓発活動を展開しています。

 高血圧症、高脂血症、糖尿病といった生活習慣病に対しては、併設する岡山県南部健康づくりセンターと連携して、運動指導や栄養指導を実施。予防や症状改善のお手伝いをしています。

(2009年06月01日 更新)

※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

カテゴリー

PAGE TOP