吉備国大が企業の職場接種に協力 高梁市と合意 医療人材と場所提供

高梁市役所

 新型コロナウイルスワクチンの接種について、高梁市は11日、学内接種の準備を進める吉備国際大(同市伊賀町)が、市内企業の職場接種に協力することで合意したと発表した。大学は勤務する医療人材と接種場所を提供。市民のワクチン接種を加速させるのが狙い。

 同大と系列の順正高等看護福祉専門学校(同)には、ワクチンの打ち手となる医師や看護師資格を持つ教職員が計33人いる。市によると、同大は国から配布された米モデルナ製ワクチンを学生や教職員約900人に接種する意向を示しており、地域貢献として、地元企業の職場接種に協力する。

 時期や具体的な方法などは今後調整する。市は集団接種のノウハウを生かして大学での接種を支援し、希望者を取りまとめる。

 「学内の人材をお世話になっている高梁市のために役立てたい」と同大。会見した近藤市長は「強力な支援をいただけた。一日も早く集団免疫を獲得し、安心なまちにつなげたい」と述べた。

(2021年06月11日 更新)

※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

PAGE TOP