岡山大1万2千人に接種実施へ 7月から 近隣の学生、教職員らも

岡山大津島キャンパス

 岡山大は29日、同大のほか、岡山県内の近隣大学の学生、教職員らも対象にした新型コロナウイルスのワクチン接種を7月9日~8月27日に行うとの計画を発表した。ワクチン接種を加速するため、文部科学省は医療従事者や会場を確保できる大学に対し、地域の教育関係者らの接種拠点となるよう要請しており、岡山大の対象者は計1万2千人となる。

 会場は岡山大津島キャンパス(岡山市北区津島中)の大学会館。同大に所属する看護師と歯科医師が1日最大1050人に接種する。接種の1回目を7月9~30日、2回目を8月6~27日に実施する。

 今月29日から同大学生の予約受け付けを開始。学外者については対象人数などを調整しているという。

 新型コロナ禍では、岡山大など全国の大学が対面授業をオンラインに切り替えたり、学生が課外活動を控えたりしており、同大は「安全安心な環境を確保して大学の日常を取り戻せるようにしたい」としている。

 文科省によると、24日正午時点で、全国288大学がワクチン接種を申請し、うち69大学で実施のめどが立っている。

(2021年06月29日 更新)

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