玉野市、23日から接種体制縮小 ワクチン供給減受け効率利用へ

新型コロナウイルスワクチン接種の様子=市民病院

 玉野市は23日から、新型コロナウイルスワクチンの接種体制を縮小する。8月末から市へのワクチン供給量が減少するため。市内の医療機関における1回目の接種を9月11日まで原則停止。同13日以降に再開するが、各医療機関の接種日は週2日程度に減らす。

 市健康増進課によると、国から2週間単位で供給されるワクチンは8月前半、後半とも4箱(4680回分)だったが、8月30日からの2週間は1箱(1170回分)にとどまり、その後も増加が見込めない状況。3週間間隔で2回の接種を確実に行うには1回目をいったん止めざるを得ないという。

 ただ、医療従事者などを除く12歳以上の一般市民5万3206人の接種状況は15日現在、1回目3万3511回(63・0%)、2回目2万6895回(50・5%)と、2人に1人は2回接種済み。各医療機関の予約枠がすぐに埋まる状況でなく、市のコールセンターへの問い合わせも落ち着いているという。

 同課は「接種日を絞ることで1本6回分のワクチンを効率的に利用できる。希望者が減れば、さらに体制を縮小する可能性もあるので、早めに予約してほしい」としている。

 予約済みの接種に影響はない。接種券の発送が遅かった高校生以下(12~18歳)には専用接種枠を設けて1回目接種を進める。県内の他市町村でも空きがあれば接種できる。問い合わせは市新型コロナワクチンコールセンター(0863―33—1820)。

(2021年08月19日 更新)

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