岡山市がモデルナ集団接種開始 若者推進へ、夕方や週末に予約枠

淳風会大供クリニックで始まったモデルナ製のワクチン接種を受ける市民

 岡山市は17日、新型コロナウイルスワクチン接種で、米モデルナ製を使った集団接種を始めた。若い世代が接種しやすいよう夕方や週末を中心に予約枠を設けている。

 淳風会大供クリニック(北区大供)を会場に午後5時からスタート。仕事帰りのサラリーマンや保護者に付き添われた高校生ら予約済みの150人が訪れた。中区の男性会社員(24)は「打ちたいと思っていたタイミングで接種できてよかった」と話した。

 大供クリニックでは当面、金、土、日曜の週3日実施。医療診療セクター長の春間賢医師は「発症や重症化予防にワクチンは有効。接種しやすい環境を整えたい」と述べた。

 他に2会場で計画しており、市立市民病院(北区北長瀬表町)は25日を皮切りに土、日曜に計12回を予定。商業施設会場(北区駅前町、イコットニコット)は10月4日から毎日行う。3会場ともインターネットなどで予約を受け付けている。

 市は希望する市民の接種を11月初旬に完了したい考え。市保健管理課は「既に予約済みの人も日程の前倒しを検討してもらいたい」と呼び掛けている。

(2021年09月17日 更新)

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