岡山県 受験控えた中高生らに接種 新型コロナワクチン、初日75人

看護師からワクチン接種を受ける中学3年生

 岡山県は29日、家族に12歳未満の子どもがいる人や受験を控えた中高生らを対象にした新型コロナウイルスワクチンの接種を岡山市内で始めた。11月下旬までに最大約6千人への2回接種を予定している。

 子どもへの相次ぐ感染を防ぐ狙い。いずれも県内在住者が対象で、米モデルナ製のワクチンを使用する。

 会場は県が運営する集団接種会場の川崎医科大総合医療センター(岡山市北区中山下)で、希望者が医師の予診後、看護師から接種を受けた。県によると初日は75人が打ち、大きなトラブルはみられなかったという。

 地元の医療機関で接種の予約が取れなかったという倉敷市の中学3年生(14)は「緊張したけど早くワクチン接種ができて良かった。これで安心して受験に臨める」と話した。

 1回目の接種は10月28日までで、2回目は1回目を打った4週間後。県によると、まだ予約枠には余裕があり、インターネット上の県の共通予約システムで希望者を受け付けている。

(2021年09月29日 更新)

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