コロナ感染状況 ステージ2維持 県、経路不明割合除く5項目改善

岡山県庁

 岡山県は8日、直近1週間(9月30日~10月6日)の県内の新型コロナウイルス感染状況を公表した。新規感染者数は6週連続で減少し、感染状況に関する各指標も軒並み改善しているが、感染確認は続いており、全体の判断は「ステージ2(漸増)」を維持した。

 1週間当たりの感染者数は70人と前週(9月23~30日)より12人減少。指標6項目では感染経路不明割合を除く5項目が改善した。このうち医療の逼迫(ひっぱく)度を示す病床使用率は5・0%と1・8ポイント減。中でも重症者用病床の使用率は1・5%に抑えられ、確保している68床のうち使用は1床のみとなった。10万人当たりの療養者数も4・29人で1・32ポイント減った。

 県によると、感染者の大半は軽症か無症状で、猛威を振るった流行「第5波」は落ち着いているが、4日には倉敷市の高齢者施設でクラスター(感染者集団)が確認され、まだ収束したとは言えないとしている。

 県新型コロナ対策室は「秋の行楽シーズンを迎え、人の移動も増えている。マスク着用や手指消毒といった基本的な対策を徹底してほしい」としている。

(2021年10月08日 更新)

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